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天国へ至る階段 [世界平和記念聖堂]

2008050501.jpg
(SONY α700 / AF 20mm F2.8 / adobe Lightroom1.4.1)

 

戦後の建築物で初めて国重文となった”世界平和記念聖堂”ですが、
戦後初めて設計コンペ、つまり設計競技により設計者を選定しようとした建物でもあります。
しかし、このコンペでは1等は選出されず、審査員の一人であった故村野藤吾が設計を担当しました。
当然、こういった流れには賛否いろいろな論争が起きたようで、最後まで村野藤吾は設計料を受け取らなかったそうです。

この聖堂の建設計画当初からいろいろと相談にのっており、先のコンペの審査員の一人でもあった故今井兼次
(日本にガウディを紹介した人です。氏の代表作、長崎の日本二十六聖人殉教記念館にはガウディの影響を
垣間見ることができます。)は、竣工後、塔へとあがるこの階段をみて「天国へ至る階段」と名付けたそうです。

青空へと向かって伸びる階段をみて、そのように感じたのでしょう。


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