コンクリート船-景 [武智丸]
(Nikon F5 / AF NIKKOR 50mm F1.8D / ILFORD XP2 SUPER / EPSON GT-X970)
「船」といえば、昔ながらの木造船や大型船舶などの鋼板船、今時ならFRP船などを思い浮かべると
思いますが、前の戦争中にはコンクリート製の船があったそうです。
鉄不足からの解決策として考案され、実用化されたようですが、驚くべきことにこのコンクリート船は
瀬戸内海だけでなく、外海、しかも南方まで航海していたというからすごいです。
そして、戦後、このコンクリート船は船としての使われ方ではない余生を送ることになります。
場所は呉市の安浦港。
台風のたびに被害を受けていた港の防波堤として、着底、設置され今でも現役の防波堤として港を
守っています。
その船の名は「第一武智丸」と「第二武智丸」。
二艘の船がお互いに船尾を向き合う形で設置されています。
船上や船内の艤装が撤去された状態で、コンクリートのいわゆる「躯体」の状態です。
船でありながら、まるで廃墟の建造物のような感じのする不思議な場所でした。
興味を持たれた方は、「武智丸」で検索すると色々な写真や説明を見ることができると思います。
しばらく、私の目線での武智丸の姿が続きます。
不思議。たいへん興味深いです。
by いと〜 (2010-10-20 09:07)
浮かぶんだ。クラックあったらシミテくるよね。
by ボルチ (2010-10-20 15:31)
このような船が作られていたんですね・・・
by でいぶさん (2010-10-20 18:23)
こんな船があったとは初めて知りました。
さっそく調べてみようと思います。
by 海を渡る (2010-10-20 19:16)
ここはすごいですね!
by ちーず (2010-10-20 21:30)
>いと~ さん
しばらくお付き合いください。(笑)
>ボルチさん
ある意味、建築のコンクリート工事よりも技術が必要かもしれませんね。
>でいぶさん さん
鉄の塊が浮いたり空を飛んだりするのは慣れっこですが(笑)、コンクリートが浮くなんて・・・。
>海を渡るさん
知る人ぞ知る、とい感じで詳しく解説してあるHPが結構ありますね。
>ちーずさん
衝撃でした。
by icarus (2010-10-21 00:21)