S [カメラ]
(FUJIFILM X100s / Jpeg)
数年前まで、minoltaというカメラメーカーがあった。
私が中学生の時に、科学実験として”現像”がやってみたいという理由で写真を撮るようになって、
初めて手にしたカメラのメーカーだ。
それ以来、こよなく愛したメーカーだ。
このminoltaは、数多くの名機と呼ばれるカメラを輩出したが、その中でも私が最も評価している
のは”XD”である。
マニュアルと絞り優先、シャッター速度優先を備えた世界初の両優先AEで、シャッター速度優先
AEにおいては絞りが開放なり最小値なりの限界を超えればシャッター速度を補正するという、い
わば、プログラムモード的な制御をする優れものであった。
しかも、小型で軽量。
一昔以上前の父親の”SR-3”を使っていた私にとっては憧れの機体であった。
”XD”の発売から遅れること1年。
派生型として”XD-s”が発売された。
”XD”のアイピースシャッターを廃して代わりに、これまた世界で初めて、視度調整機構を組込み、
ボディカラーもブラックのみで定価も”XD”よりも高かったと思う。
そのせいか、私は長い間”-s”は特別版という意味で”Special”のことだと思っていたが、実は、
視度調整機構があることから”Senior(シニア)”のことという説もあるらしい。
前振りが長くなったが、私の現在の愛用機FUJIFILM X100にもこの度”s”が付いた。
外観は先代と大きく変化なく、相変わらずオデコのフラッシュがいただけないが、中身はそれなりに
進化しているらしい。
私が買い替えを決めたのは、先代にとても満足していたので、純粋にその進化版としての物に期待
したからだ。
中でも、位相差画素を組込み”Speed-up”されたAFや、ローパスレス構造として解像感をアップした
”Sensor”に期待大だ。
MF時には位相差画素を利用して擬似的に”Spilt-image”でピント合わせができるらしい。
他にも”X100”の反省を踏まえ、色々と機能改善がされているので総合的には”Special”版なのか
もしれない。
予約と同時に”X100”には嫁入りしてもらったので、このところ日常的にカメラを持ち歩かない生活が
続いていたが、明日からは以前と同様、いつも手元にカメラのある生活をおくることができる。
と言っても、相変わらずバタバタしているので、のんびり撮影というわけにもいかないのが悲しいところ。
最後に、今回の”s”は”Second(二代目)” が正解らしい。
珍しく長文のお話、なるほどと楽しく読ませていただきました。愛機同伴での結果を楽しみにしております。
by JUNKO (2013-02-25 10:13)
ご訪問いただき、ありがとうございます。
X100S、いいですよね。
因みに、わたしにとっては、初”Xシリーズ”ですが...。
これからも宜しくお願いします。
by Sig (2013-02-25 17:32)
>JUNKOさん
ありがとうございます。
早くのんびり撮影できるようになりたいです…。
>Sigさん
こちらこそ、これからよろしくお願いいたします。
by icarus (2013-03-01 00:35)