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お見舞い [その他]

ずいぶん時間が経ってしまいましたが、

東日本大震災に被災された方々、関係の方々に心よりお見舞い申し上げます。
そして、なるべく早く「日常」が戻ってくることをお祈りいたします。

 

遠く離れた西日本、広島の地で自分にできることは、僅かながらの募金と、祈ること
しかないのでしょうか。
今も、時折地震関連の情報が挟まれるものの、いつもと同じ番組がラジオから流れて
きます。
人々もいつもと同じ朝、いつもと同じ日常を過ごしています。
本当に何気ない「日常」がこれほどまでにすごいことなんだと感じてしまいます。

首都圏では計画停電も予定されているようです。
周波数の違う西日本の電力会社から融通をすることは困難なのでしょうか。
ほんの小さなことですが、私がこのブログを更新すれば首都圏におかれているであろう
so-netのサーバーに、ネットワークトラフィックに負荷をかけることになるのではないか。
そんな思いもあり昨日、一昨日は更新を控えました。

被災地ではインターネット、ましてや私の道楽ブログなど見ることもないでしょうが、それ
でも伝えたい気持ちからキーボードを叩いています。

 

瀬戸内海沿岸は、これまで大きな地震も、台風被害もそれほど多くありませんでした。
事実、広島の建築物の耐震化率は全国平均以下、なにより耐震補強の補強部材をも受
けとめることのできない脆弱な建物が多くあります。
今回、大きな被害をもたらすこととなった津波ですが、広島では30cmを記録しただけで
市民の多くは広島には巨大な津波が来ないと思っているのではないでしょうか。

東海地震、南海地震そして東南海地震などの大地震が発生すると、紀伊水道、豊後水道
から瀬戸内海に入ってきた津波は、地震発生から5時間後に広島-松山ライン上で合流、
増大し、水路の狭い関門海峡から抜けることのないその津波は、多重反射をくり返し半日
以上津波が寄せたり引いたりする。

と、こんな文献を読んだことがあります。
最初の地震動で建物が倒壊しては避難すらできませんから、建物が津波に対して無力
かもしれませんが、最低限の耐震性を担保できるように、建築、設計の世界に身を置く者
として、啓発も含め大きな責任を負っていることを自覚しなくてはいけません。

 

 

 


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