愛する [カメラ]
(minolta SR3 / AUTO ROKKOR-PF 55mm F1.8 / NEOPAN SS)
ミノルタ馬鹿が出来るまでのお話です。
中学生のとき、科学部というクラブに入って活動していましたが、
あるとき使われていない暗室が学校にあるのを発見しました。
それで俄然、写真の現像というものがやりたくなってきたわけですが、
顧問の先生に相談すると「いいよ♪じゃぁコレ買ってきな。」ってな感じでメモをくれました。
そこには「ミクロファイン、酢酸、フジフィックス、コレクトール、月光V3（キャビネ）」と、
必要なものの名前が書いてありました。
とりあえずこれで現像の環境は何とかなったわけですが、現像するものがない。
そこで父親の持っていたカメラを借り出して、近所の景色などを撮りました。
これが私が写真を撮るようになったきっかけなのですが、そのカメラが"minolta SR3"です。
年代的にはXDが発売されたかどうか、というころだと思いますが、
ミノルタ一眼レフ3代目の機体ですから、当然内蔵露出計という便利なものはなく、
シャッターダイヤル連動の外付け露出計がありましたがちょっと動作があやしい代物でした。
なので、これも父親の持ち物でしたが、セコニックのスタジオマスターを首からぶら下げて撮っていました。
高校生になって自分専用のボディが欲しいわけですが、少ない予算でレンズまで買えるわけもなく、
自動的に選択肢はミノルタ、ということになってしまい、中古のSR7を手に入れました。
同じような理由で、SRマウントのレンズが増えたり、そのレンズが使えるボディが入れ替わったりしました。
アルファシステムになって、それまでのSRマウントが使えなくなったときから他社に乗り換える機会はあったのですが、
そのころにはすでにミノルタ沼にどっぷりと浸かってしまっていたのです。
以来、細かいところでいろいろ不満もありはしますが、ミノルタがなくなった今でも愛用のカメラはミノルタの脈流です。
作例は、高校で写真部に入って、最初に作品として仕上げたもの、だったと思います。
（すでに記憶が曖昧ですが…。）
当時小学生の妹と、その同級生の近所の悪ガキどもです。
遊び道具がリヤカーというのも田舎臭い感じがします。
タグ：MINOLTA
素晴らしい笑顔ですね♪
素敵です。
by ysphoto (2008-04-25 15:04)
このころからですかね、Ｖサイン・・
昔のネガがちゃんと保管されるところが凄いです・・
by イチロー (2008-04-25 17:47)
子供たちの衣服を見ると大昔ともいえないのですがリヤカーと
モノクロの粒子感がノスタルジーの世界へ誘いますね♪
by nd502 (2008-04-25 21:26)
ほんと素晴らしいな～、こんな写真が残っていて羨ましいです。
by tomi8 (2008-04-25 22:29)
「時が写真を育てる」
まさにこの写真を見てそう思いました。
果たして今時のデジタル画像をみて数十年後に同じことを感じられるであろうか？
ある意味これからは写真崩壊の時代なのかも。（ちょっと考えすぎ・・・）
by adam12 (2008-04-25 23:27)
>ysphotoさん
笑顔って安らぎますよね。
子どもなら尚更ですね。
>イチローさん
”保管”というほどのものでもないのですが…。
捨てられずに置いてあった、というのが近いのではないかと…。（汗）
>nd502さん
今でも見知っている、この子どもたちの写真を見ると自分自身のその頃のことが思い出されます。
>tomi8さん
ありがとうございます。
古い写真はある種の宝物ですね。
>adam12さん
ポジあるいはネガという実態として残る写真と、形のない電子的信号の写真。記録、記憶としてずっと残っていくのは前者のような気がします。
by icarus (2008-04-26 00:13)
「昭和」という言葉を思い出しました。
自分の小さいときの風景、人の姿も思い出しました。
今時の子供の表情とは違いますね。
by 寂光 (2008-04-27 06:31)
>寂光さん
昭和のよき風景でしょうか。
彼女、彼らもすでにこの写真に写っている自分たちと同じ年頃の子供がいるかと思うと、時の流れを再認識させられます。
by icarus (2008-04-28 12:34)