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廃線跡(界隈-18) [界隈]

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(LEICA M6TTL / SUMMICRON 35mm F2.0 / RDPⅢ)

 

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廃線跡というと、過疎化の進んでいるようなところの印象がありますが、広島には都心部に廃線の跡があります。
旧国鉄宇品線の跡です。

宇品線は日清戦争のときに広島駅から宇品港(広島港)まで兵員、物資を運搬するために整備された路線で、
先の大戦までは軍事専用線でした。
戦後は旅客・貨物線として使われていましたが、昭和47年に国鉄線としては廃止になり、その後通運業者の
利用する専用線として早朝に1日1往復だけ貨物運行していましたが、昭和61年に完全廃止となりました。
以上のことは資料による内容で、実は私は宇品線を列車が実際に走っている姿を見たことがありません。

完全に廃止されてから20年の時が流れましたが、その跡は道路として整備されていっています。
一部区間、まだ線路を撤去したままのような状態で残っているところもありますが、枕木を利用した柵などに
その面影を感じるのみです。

なんとなく切り傷の跡の白いかさぶたのように感じるこの小道も、いずれは黒く光るアスファルトの道路になるのでしょう。


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コメント 3

イチロー

枕木の柵とかなんか時を感じますねえ・・

by イチロー (2008-05-12 08:33) 

tomi8

色合いが薄いのもあるのでしょうか、昭和の風景って感じが伝わってきますね。 
今度の夏は里帰りする予定なので、歩き回って懐かしい風景を撮ってこようかなと思ってます。
by tomi8 (2008-05-12 19:52) 

icarus

>イチローさん

朽ちていくが時の長さを示しているかのようです。


>tomi8さん

遺構はその従前の姿を知らなくもなんだか懐かしさを呼び覚ましてくれますね。
by icarus (2008-05-12 23:35) 

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